これでマンション売却も安心。住宅設備保証サービス!

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 設備・機械は経年とともに故障確率が高くなり、いままで一度も故障しなかったものが突然故障したりします。住まいを売却する際、売却後7日間は売主の瑕疵期間になり、売却側に責任が発生します。物件を引き渡ししても、購入者からクレームや修理費用請求を受けることになり、売却後も安心して眠れません。それを解決してくれる無料のサービスがありますので紹介します。

 

[目次]
1.はじめに
2.設備が故障した場合の瑕疵担保責任
3.住宅設備保証サービスのパタン
4.仲介各社の設備保証サービスの特徴
5.まとめ

 

1.はじめに

 家の売却ではないですが、以前、車を売却したときのことです。それまで大事に愛用してきた車を売却する決意をし、買取査定の会社に査定を依頼しました。走行距離も少なく、故障は1度も無かったので、相場より高く売れるな、と考えていました。ところが、査定業者を呼んで車を見ている時に限ってオイル漏れです。そんな、なんで今なの(涙)。ドイツ車で販売台数も少ない車だったので修理代も涙が出るくらい高い。当然、修理分を引かれ、高値での売却も夢に終わりました。機械や設備の故障はいつ発生するかわかりません。まして、年数が古くなればなるほど故障の発生確率が高くなります。中古で売却するには事前のメンテナンスと売却後の保証が大事になってきます。

2.設備が故障した場合の瑕疵担保責任

 不動産売買での瑕疵担保は通常次のようになっています。

 物件  瑕疵責任 瑕疵担保期間
中古住宅  売主(宅地建物取引業者) 最低2年間
売主(個人) 住宅設備について7日間

(参考)新築住宅の場合は売主(不動産会社)が引渡後10年間の瑕疵担保責任

 一般的に中古住宅の場合、買取再販でない場合は個人が売主となりますが、その場合、引渡後7日間の間に発見された不具合の補修費用は売主個人の負担になってしまう為、トラブルになることもあります。また、この短い保証期間が買主の大きな不安となっています。
 一方で取引を仲介する企業は補修の負担を追うことはありませんでしたが、一部の仲介不動産会社が、売主・買主の不安を解消するために、専任媒介契約での売買契約者に限り等の一定の条件を満たせば「設備保証サービス」の提供を行っています。なお、「住宅設備保証サービス」はここで使っている名称であり、仲介不動産各社が提供しているサービスはそれぞれ名称が異なります。

3.住宅設備保証サービスのパタン

3−1.サービス体系

 住宅設備サポートには、主に3つのパタンがあります。

(図)設備保証のパタン

(図)仲介不動産会社の設備保証のパタン

3−1−1.補修・保証パタン

・補修を売主負担か仲介会社負担かの違いはあるが、補修と保証の両方を提供するパタン
・野村の仲介プラス、住友不動産販売が該当

3−1−2.保証のみのパタン

・引き渡し前に立ち会いで検査し、動作確認ができた設備のみ引き渡し後保証するパタン。
・三井のリハウス、東急リバブル、住友林業ホームサービス、大京穴吹不動産販売、みずほ不動産、三菱UFJ不動産販売、三井住友トラスト不動産など多くが該当

3−1−3.中間のパタン

・基本は、保証のみのパタンですが、その対象が、検査後、お客様が自己負担で補修した設備に対しても保証するパタン
・大成有楽不動産販売が該当

3−2.適用条件

・媒介契約は専属契約が前提
 どの会社もサービスを利用するためには、専任契約が前提であり、一般媒介契約では利用できません。仲介各社が修理や保証の費用負担をしているので当然の適用条件ですね。

・営業店や店舗があるエリアが前提

4.仲介各社の設備保証サービスの特徴

 仲介不動産各社が提供する無料の設備保証サービスの特徴をご紹介します。利用する場合は各社のサービス紹介ページを参考として掲載していますので適用条件等を確認してください。

会社名 サービス名 特徴 備考
野村不動産アーバンネット

住宅設備保証

・一定の条件はあるが検査後の(引渡前)補修も会社負担
5年間の保証がある
・保証期間は設備毎に最大10万円(製造から10年以内の場合)
・マンションの建物保証がない
・保証は設備毎であり総額の限度は無いようです(太っ腹!) 

大成有楽不動産販売

安心サポートサービス

・検査後、保証対象が確定します。検査に合格しなかったものは対象外となりますが、売主負担で補修した場合は保証の対象になる
・マンションの保証期間は1年間の保証
・保証期間内は最大10万円まで保証
・住宅設備機器と建物の専有部分の保証がセットで含まれており、検査・保証範囲が広い。
・他社と比較するとサービス力は小さいかな!?

東急リバブル

リバブルあんしん仲介保証

・設備保証は引渡後最大2年保証
・32種類の住宅設備に対して最大10万円(製造から10年以内の場合)の保証
・建物保証+設備保証が一体となったサービス
・本検査後、販売中または売買契約後引渡前に生じた住宅設備の故障や不具合は保証の対象とはならない

住友不動産販売

設備修理サービス

・瑕疵保証は最高250万円までを保証
・設備保証は、引渡後2年間

・瑕疵保証(補修費用は会社負担)と設備修理でサービスをカバー

三井のリハウス

360度サポート(設備修理)

最大10万円まで保証(製造後10年以内)。
引渡後2年間保証
・40項目の住宅設備が対象
・修理・交換は保証期間内であれば何度も利用可能

住友林業ホームサービス

安心保証付仲介

・引渡後1年間保証(補修・費用負担)
24時間緊急対応サービスも利用できます
・第三者機関が検査を行う

大京穴吹不動産

設備保証・24時間駆けつけサービス

・設備保証は1年間
・保証額は最大10万円(製造年月から10年未満)

・設備保証に加え、トラブルが発生した時に24時間駆けつけるサービスがつく
・駆けつけサービスがあるのは嬉しい!  
みずほ不動産販売
三菱UFJ不動産販売
三井住友トラスト不動産販売

住宅設備修理サポート

・3社ともサービス内容は同じです。
・修理費用の総額が500万円になるまで修理保証
・検査立会いにて、設備「有」故障「無」の設備に対して、引き渡し後6ヶ月間保証
・みずほ不動産販売、三菱UFJ不動産販売、三井住友トラスト不動産販売の信託系3社が提供
・6ヶ月間しか保証がないとは野村の仲介+と比較すると弱すぎ!?

 

 

5.まとめ

 上述したサービス範囲や保証内容をまとめると次の表のようになります。この表から考えると、住宅設備保証サービスは、
・野村の仲介+「住宅設備保証」
・東急リバブル「あんしん仲介保証」
・住友不動産販売「瑕疵保証」+「設備修理」
のサービスがオススメです。家を売却する際には、売買の当事者(売主、買主)が安心して売買できるように売却サポートが充実している会社を選びたいものです。

 

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