ホームステージングは日本では残念ながらまだ浸透しておらず、家を売却する際にホームステージングを利用して効果があるのかなど様々な疑問を持たれると思います。ここでは住まいを売却する際にホームステージングの利用にあたり皆様が持たれる疑問を少しでも解消できるようにまとめました。
[目次]
Q1.ホームステージングは家を飾るのと同じ?
Q2.空室をステージングする必要はない?
Q3.小さな家、安い家はステージングの価値はないですか?
Q1.ホームステージングは家を飾ることと同じ?
いくつかの類似点はありますが、ほとんどの部分では異なっています。 我々が家を飾るときには、家族の写真を置いたり、自分たちの好きなものを追加して、自分たちをアピールする空間をつくります。それは家を訪れた友人や親戚に自分たちの物語を伝えるための飾りとなります。
しかし、ステージングは家から家族の個性を逆に取り除くことになります。買主が、家の中を見て、住んでいる家族の生活について分かってしまうようなことはしません。生活感が出ることは家を売却することに逆効果だからです。ホームステージングとは、家を訪問した多くの買主がそこに住むことができるということを感じさせることです。 過度に個人的な空間を残したまま買主がそれを見ると、買主が個人の人生と空間に侵入しているように感じてしまい、不快な感じを抱くことになり、買主がそこに住むことが出来ることを感じさせることを妨げます。
Q2.空き室をステージングする必要はない?
信じられないかもしれませんが、空き部屋は比べるものが室内にないために実際の大きさより小さく見えることがあります。また、「何もない空間」は冷たい感じや興味をそそらないという印象を与えることもあります。
買主が興味を持つものが「何もない空間」ではないため、見せたくもないような床の小さな傷にばかり目に入ってしまい、購入の意思を削ぐことになってしまいます。 ほとんどの買主は、その空いた部屋に家具を配置して使っている生活シーンを想像することができません。 家が空いているときの注意点としては、買主は、売り手は既に別の居住場所に引っ越しているため、資金的にも売却するために必死で安い価格で売却するだろうと思ってしまい、価格交渉がより難しくなってしまうことにつながります。 要は、空き部屋をステージングすることなしに、良いことは生まれてきません。
Q3.小さい家、安い住宅はステージングの価値はないですか?
ステージングは、どんな不動産市況、物件のスタイル、価格、大きさに関係なく利益をもたらします。違いは、ステージングにかけるコストが違う程度です。
より小さな住宅の方がステージングから得るものが多いです。ステージングにより、リビングや保管スペースが買主が期待しているよりも十分な余裕があるということを示すことができるからです。